【今日の写真】待ちわびた雨に濡れた庭を単焦点レンズでとらえて

ホッとした表情の植物たちがレンズの向こうに
待ちわびた雨に濡れる終わりかけのアジサイ

待ちわびた雨に濡れる終わりかけのアジサイ

春から降水量が少ない山梨。

5月の降水量は16mmと過去最低だったそうで、収穫時期を迎えたモモが小ぶりとなったり出荷時期が遅れたりと影響が出ているそうです。

庭も菜園も毎日カラカラ状態の日が多く、水まきが欠かせません。が、水まきによる給水量は雨には遠く及びません。

今日は、少し雨が降ってくれました。期待したほどの量ではなかったのですが、庭の植物たちはホッとしたように雨に濡れていました。

そんな一コマをEOS X7で切り取ってみました。

乾いた地面を濡らす雨。コンクリートにはアジサイが薄く写り込んでいる

乾いた地面を濡らす雨。コンクリートにはアジサイが薄く写り込んでいる

しっとりと濡れた庭。飛び石には水紋が

しっとりと濡れた庭。飛び石には水紋が

昨年はたくさんきれいな花を咲かせたピンクのアジサイだったのだけれど、今年はかわいそうなくらいでし

昨年はたくさんきれいな花を咲かせたピンクのアジサイだったのだけれど、今年はかわいそうなくらいでした

梅雨入りしてからもまとまった雨の降った日はたった一日。梅雨明けまでにはなんとか雨不足にならないだけの降水量がありますように!

 

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【今日の写真】雄のアマガエルは縄張りを持っている!

アマガエルの見せてくれた愛らしい生態

昨年の今ごろ、iphone4でとらえた写真。

とてもユーモラスで印象的だったので、ご紹介を。

ちょうどいい長椅子。見晴らしがよくて快適!

6月23日 ちょうどいい長椅子。見晴らしがよくて快適!

6月24日 少し椅子が傾いてきたかな? でもてっぺんなら抜群の居心地

6月24日 少し椅子が傾いてきたかな? でもてっぺんなら抜群の居心地

6月25日 青い花も咲いてるし、風も涼しくていいよ!

6月25日 青い花も咲いてるし、風も涼しくていいよ!

6月26日 椅子が大きくなったけど、ちょっと傾いてるかな? でもここなら大丈夫!

6月26日 椅子が大きくなったけど、ちょっと傾いてるかな? でもここなら大丈夫!

ついに限界が来て、アマガエルの姿はありません

ついに限界が来て、アマガエルの姿はありません

いい長椅子だったんだけど、縦になっちゃったから、止むを得ず隣のナスに移動だ

いい長椅子だったんだけど、縦になっちゃったから、止むを得ず隣のナスに移動だ

アマガエルくん、その翌日はまたキュウリの葉に戻っていたようでした。

アマガエルは縄張りがあるのでしょうか?

調べてみると、オスのアマガエルは縄張りを持っているとのこと。

カボチャの葉が気に入って居着いたアマガエル。毎日ほぼ同じ場所にいて、太ってきている。EOS X7で撮影

カボチャの葉が気に入って居着いたアマガエル。毎日ほぼ同じ場所にいて、太ってきている。EOS X7で撮影

今年も、菜園に出てみると、同じ場所にいるアマガエルがいてなんとも愛らしくなります。

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【今日の写真】旺盛な繁殖力のチコリ 梅雨空に映えるブルーの花がさわやか

サラダミックスの種の中で生き残り増えたチコリが今年も花を咲かせて

サラダミックスの種の中で生き残り増えたチコリが今年も花を咲かせて

キク科の多年草で種でも増え、さまざまな薬理作用も

今年もチコリの青い花が咲きました。

梅雨のどんよりとした曇り空にすっきりとしたブルーはよく映え、さわやかな気持ちにさせてくれます。

このチコリは、一昨年、「野菜の種 リーフレタスほか何種類かミックス」といった名前の種をまいたところ、サバイバルレースに勝ったかのように残り、放っておいたのにもかかわらず広範に広がっているもの。

無理もありません。他の野菜は一年草だったのに、チコリは宿根なおかつ種でも増えるのです。

原産はヨーロッパから中央アジアで、持ち込まれたアメリカでは雑草の中に生えているのが見られるそうです。

春先に発芽して5月にはとう立ちしてぐんぐん背を伸ばし、背丈を超えるほどの高さになり、分岐した茎の葉腋(ようえき)に次々と頭状花をつけます。

キク科の多年草で登頂花序。ブルーの花色は梅雨空に映える

キク科の多年草で登頂花序。ブルーの花色は梅雨空に映える

頭状花序とは、主としてキク科の花に見られるもので、多数の花が集まって一つの花を形作るもの。進化の過程で複数の花がまとまってこうした形になったと考えられるそうです。

チコリもキク科で一つの花と見られるものは、実は花びらの数だけの花が集合したものということになります。

時間とともにめしべの先端が8の字にカール

梅雨の晴れ間に似つかわしく、チコリは一日花で、朝開いた花は昼間には閉じてしまいます。

そんなチコリの花をEOS X7に単焦点広角レンズ EF-S24mmを装着して撮って見たところ、2つに割れためしべの先がくるりとカールしています。

早朝にはまっすぐ1本の棒状だっためしべは、太陽の光か気温の影響を受けて、8時頃にはすっかり8の字型に巻いているのです!

早朝、めしべは1本の棒状

早朝、めしべは1本の棒状

一部めしべの先が割れているのが見える

一部めしべの先が割れているのが見える

8時にはめしべが8の時にカールしている

8時にはめしべが8の時にカールしている

花々をハナアブが訪問してくるのはちょうどそんなころ。

チコリの花にやってきた花アブは花粉にまみれながら夢中で蜜を食べている様子

チコリの花にやってきた花アブは花粉にまみれながら夢中で蜜を食べている様子

蜜や花粉を食べにやってきたハナアブが去ったときには、カールした柱頭はハナアブが持ってきた別の花の花粉にまみれています。

ハナアブの訪問でチコリの柱頭は花粉がたっぷり付着

ハナアブの訪問でチコリの柱頭は花粉がたっぷり付着

チコリもまた種を繁栄させるための自家不和合性を備えていそうです。

独特な苦味のあるチコリですが、主として軟化栽培の葉はサラダなどに、根はコーヒーなどの飲料に用いられています。根はイヌリンを含み、食欲増進・利尿・消炎・肝臓強壮などの薬理作用を持っているようです。

エディブルフラワーであるチコリの花はサラダなどで利用できそうです。

まだ馴染みが薄いハーブですが、工夫をすることでさまざまに役立てられそうです。

参考

自家不和合性

頭状花序

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【今日の写真】単焦点レンズでとらえたホタルブクロ

根付いて開花したホタルブクロを単焦点レンズの絞り優先モードで撮影。開花後しばらくたっていて、筒状の花弁の中に見えるめしべの先端が割れているのがわかる

根付いて開花したホタルブクロを単焦点レンズの絞り優先モードで撮影。開花後しばらくたっていて、筒状の花弁の中に見えるめしべの先端が割れているのがわかる

独特な愛らしい花に力強い繁殖の仕組みが

昨年、通りすがりの道の脇にある低木の植え込みの際にホタルブクロが数本、可憐な花を咲かせているのを見つけました。

匍匐茎(ほふくけい)を伸ばして四方に広がっています。

端っこの小さな株を持ち帰り、庭の植え込みの際に植えたのですが、時期がよくなかったのでしょうか、うまく根付きませんでした。そこで、再度もう一株を移植し、水やりを欠かさないようにしてようやく根付いたのを確認していました。

春になって発芽しているのを見つけ、花が咲いてくれるかと楽しみにしていると、期待に答えてくれました。

EOS X7に単焦点広角レンズ EF-S24mmを装着し、絞り優先で撮ってみたところ、背景が暗い中に白いホタルブクロの花が浮き上がった幻想的な写真が撮れました。

後日、同じ株に咲いたばかりの花を撮ることができました。

後日、同じ株に咲いたばかりの花。めしべの先端はまだ閉じている。背後に咲き終えた花の先が丸まっためしべが見える

後日、同じ株に咲いたばかりの花。めしべの先端はまだ閉じている。背後に咲き終えた花の先が丸まっためしべが見える

開花から2日後、めしべの先が3つに割れている

開花から2日後、めしべの先が3つに割れている

ホタルブクロは東北アジアと北朝鮮、日本に分布するキキョウ科の多年草で、花は白のほかに紫・ピンクがあり、栽培はしやすいそうですが、植え付け時期は2月〜3月だそうです。種でも増えるようです。

関東に多いという赤系のホタルブクロ

関東に多いという赤系のホタルブクロ

なるほどな名前の由来

ホタルブクロの名前の由来には2つの説があり、一つはホタルをとらえて花の中に入れて口を閉じて遊んだことから、もう一つは提灯のことを「火垂る袋」と呼ぶ地方があり、それに似ているという説だそうです。

最初の説は子供のころ聞いた覚えがあります。

花は関西に白、関東に紫が多いそうですが、白を見ることが多い気がします。

葉はハート形をしていて、愛らしい感じ。郷愁を誘い心をな和ませてくれる優しい花です。

匍匐茎で発芽した葉はかわいいハート形

匍匐茎で発芽した葉はかわいいハート形

茎に付いた葉の付け根は広がっている

茎に付いた葉の付け根は広がっている

ホタルブクロのように釣鐘状の花の場合、花びらではなく名称は何というのか、調べてみたら、花弁でした。

雄しべは5本あり、1本の雌しべは受粉の時期が来ると、柱頭が3烈するようです。

自家受粉を避ける仕組みを小さな植物の中に組み込んでいるそうです。

以下、参考にさせていただきました。ご紹介させていただきます。⬇️

はるなつあきふゆ夕菅の庭

白岩先生の植物教室

 

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【今日の写真】2枚の画像を重ね合わせて

アートのような画像を作成

アジサイの撮影の仕方を動画で見ているとき紹介していたのが、2枚の画像を重ね合わせて雰囲気のある写真を創り出すという方法。

下の左(または最初)の写真はピントが中央で弘法大師像がややはっきり見えているのに対して、右(または下)の方はピントがアジサイに合っているので弘法大師像が全くぼやけています。

これらを重ね合わせることで2枚の画像の特徴を併せて表現しようというテクニック。

CanonのDigital Photo Professionalの多重合成ツールの加算平均機能で試してみました。

それをさらにMac OSのプレビューのカラー調整機能で彩度を下げます。

動画で用いられていたツールはフォトショップでしたか何かわかりませんが、ずっと洗練されていましたが……。

勉強になりましたので、ご紹介させていただきました。

 

参考動画⬇️

写真の秘訣 あじさい撮影のポイント

 

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あじさいまつりの高幡不動尊は多くの人でにぎわって

参道を抜けると正面の重要文化財の仁王門

参道を抜けると正面の重要文化財の仁王門

都内有数のアジサイの名所 ヤマアジサイも数多く

東京都日野市高幡不動駅からほど近い高幡不動尊金剛寺は、平安時代初期創建と伝えられる真言宗智山派の古刹。

成田山新勝寺・埼玉県の總願寺(そうがんじ)とともに関東三大不動とされ「高幡のお不動さん」と親しまれ、行事や縁日などで年中にぎわいを見せています。

都内有数のアジサイの名所としても知られるこの高幡不動尊には250種・700株のヤマアジサイに加え、ガクアジサイやセイヨウアジサイ合わせて7500株が植えられています。

毎年6月1日から7月初旬まで行われる高幡不動尊のあじさいまつり。梅雨空にいっそう映えるアジサイを見に訪れた多くの人でにぎわう高幡不動尊を取材してきました。

重要文化財・指定文化財も多く

参道からの正面にある重要文化財の仁王門をくぐると同じく重要文化財の不動堂があります。脇に境内案内図が。

入り口にある案内図

入り口にある案内図

不動堂奥の奥殿には重要文化財・不動三尊、平安中期の大日如来像ほか指定文化財、新撰組資料、寺宝が数多く展示され、午後1時40分からは案内説明が行われているということです。

土方歳三像。金剛寺は土方歳三の菩提寺でもある

土方歳三像。金剛寺は土方歳三の菩提寺でもある

八十八ケ所巡りをしながらアジサイを愛でる

向かって左側奥深くへと続く裏山の不動ヶ丘には八十八ケ所の弘法大師像がまつられていて山内八十八ケ所と呼ばれています。この八十八ケ所巡拝路をたどりながらさまざまな表情を見せてくれる数多くの種類のアジサイを鑑賞することができます。

不動ヶ丘入り口付近、南北朝期の小領主・山内経之供養塔周辺には数多く

不動ヶ丘入り口付近、南北朝期の小領主・山内経之供養塔周辺には数多くのアジサイが植えられている

子供からご高齢の方とあらゆる年代の方々が巡拝路をたどりながらしっとりと咲くアジサイを愛でていました。手をつないで仲良く巡拝されているご夫婦もいました。

巡拝路にはこんもりとしたアジサイの株が続く

巡拝路にはこんもりとしたアジサイの株が続く

さまざまな色のアジサイが調和

さまざまな色のアジサイが調和

八十八体の弘法大師像が巡拝路にまつられている

八十八体の弘法大師像が巡拝路にまつられている

巡拝をしながらアジサイを愛でる道

巡拝をしながらアジサイを愛でる道

多くの人が足を止める純白のアナベル

多くの人が足を止める純白のアナベル

ブルーで八重のアジサイも

ブルーで八重のアジサイも

ほんのりピンクの差し色が美しいマイコアジサイ

ほんのりピンクの差し色が美しいマイコアジサイ

山頂付近には歴史をしのばせる高幡城址が

不動ヶ丘頂上付近は15世紀中期にはあったと考えられる高幡城址があり、その面影をしのばせてくれます。

歴史をしのばせる高幡城址

歴史をしのばせる高幡城址

高幡城址最上部

高幡城址最上部

高幡城址最上部からは日野から立川方面が望める。中央やや右寄りに多

高幡城址最上部からは日野から立川方面が望める。中央やや右寄りに多摩都市モノレールが走っている

南平丘陵散策路へと続く道も

南平丘陵散策路へと続く道も

巡拝路もおしまいに近づき山を下る

巡拝路もおしまいに近づき山を下る

五重の塔とモミジが色鮮やかに調和

五重の塔とモミジが色鮮やかに調和

八十八ケ所目は大師堂

山内八十八ケ所目は大師堂で、巡拝路をたどってきた次々と訪れお参りしていました。

山内八十八ケ所目は大師堂

山内八十八ケ所目は大師堂

ゴールの八十八ケ所目に次々と人々がお参りに

ゴールの八十八ケ所目に次々と人々がお参りに

大師堂周辺にも多くの珍しいヤマアジサイが植えられていました。

ヤマアジサイ・瀬戸の舞姫

ヤマアジサイ・瀬戸の舞姫

ヤマアジサイ・花八重

ヤマアジサイ・花八重

一番奥まったところ近く、鳴り龍がありまた新撰組位牌などが展示されている大日堂はお香の匂いが漂い新緑とアジサイが調和していました。

大日堂山門

大日堂山門

大日堂前には名残惜しそうにいつまでも座っている人たちが

大日堂前には名残惜しそうにいつまでも座っている人たちが

夕刻、いつまでも去りがたく静謐な雰囲気の中に座ってこの空気を楽しんでいる人々の姿が印象的でした。

境内入り口付近のお店もにぎわっていました

境内入り口付近のお店もにぎわっていました

高幡不動尊金剛寺公式ページはこちらからどうぞ⬇

高幡不動尊金剛寺

 

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カメラメンテナンスのため周辺グッズを購入

Cano EOS X7 ダブルズームレンズキット

Cano EOS X7 ダブルズームレンズキット

不可欠のドライボックスとフィルタークリーングッズ
Canon EOS X7を購入してからしばらくたち、気がつけば梅雨や夏に向かう時期になり、大切なカメラのカビ対策やフィルタークリーニンググッズが欠かせないと気づき、Amazonで購入しました。

まずはドライボックス。

選んだのは「ナカバヤシ キャパティ ドライボックス 防湿庫 カメラ保管 8L グレー DB-8L-N」。

シリカゲルの予備も必要だと思い、「なんでも除湿シリカゲル 1kg」も同時購入しました。

ドライボックスは軽量で簡単そうな作りに見えますが、実際に使用してみると、確かに湿度をドライに保ってくれて安心。カメラを使用するとき以外はこのドライボックスに入れています。

ナカバヤシ キャパティ ドライボックス 防湿庫 カメラ保管 8L グレー DB-8L-N

ナカバヤシ キャパティ ドライボックス 防湿庫 カメラ保管 8L グレー DB-8L-N

軽量だがしっかりと除湿してくれ外から湿度も把握できる

軽量だがしっかりと除湿してくれ外から湿度も把握できる

ドライボックスの上部トレイにはシリカゲルを入れておくためのスペースがあり、ほかに小物も納めることができます。ボックス内部には外から見えるように除湿計が付けられていて、中の湿度が把握できるようになっています。

なんでも除湿シリカゲル 1kg

なんでも除湿シリカゲル 1kg

しばらく使用していると付属のシリカゲルが変色して湿った状態になり、交換が必要に。

シリカゲルの再生方法を調べてみたところ、フライパンで熱して乾燥させるのがベストという情報が得られました。天日干しや電子レンジでは難しく電子レンジでは危険性もあるそうです。

予備用に準備したシリカゲルをお茶パックに入れてトレイの収納スペースに納めると、すぐにDRYに。

予備のシリカゲルは衣類や食品その他の収納にも使用でき、何かと便利に使えそうです。

次はフィルタークリーン用グッズで、レビューや製品情報を見て、「HAKUBA メンテナンス用品 ハイパワーブロアープロ L」 と「HAKUBA メンテナンス用品 レンズペン3 【レンズフィルター用】 ガンメタリック KMC-LP14G」を選びました。

HAKUBA メンテナンス用品 ハイパワーブロアープロ L

HAKUBA メンテナンス用品 ハイパワーブロアープロ L

HAKUBA メンテナンス用品 レンズペン3 【レンズフィルター用】 ガンメタリック KMC-LP14G

HAKUBA メンテナンス用品 レンズペン3 【レンズフィルター用】 ガンメタリック KMC-LP14G

製品情報には、上記2つを使用してフィルターをクリーニングする動画が掲載されていてわかりやすくて助かります。

大切なカメラを安心な環境で保管でき、フィルターもきれいに保てて快適に使用できています。

以下、ご参考にどうぞ。(Amazonで見る)

 

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甘く濃厚な香りのクチナシは子規の俳句にも

甘く濃厚な香りを放つクチナシの花

甘く濃厚な香りを放つクチナシの花

果実は天然色素や漢方に用いられて

6月に入り、クチナシの花が次々に開花しました。

裏に植えられているのは一重のもので、しっとりとした少し厚みを帯び純白のビロードのような舌の形の花びらを6方向に水平に広げ、花びらのちょうど境には6本の雄しべが花びらの向きと平行に伸びています。中央に存在感のあるスプーンの先のような雌しべが3つ垂直に立ち上がっています。

たった一輪開いただけで、甘くて濃厚な芳香を辺りに放ち、季節感を醸し出すとともに特別な場にいるような何とも言えない気持ちにさせてくれるクチナシの花。

強い芳香の木としては、ほかに春のチンチョウゲ、秋のキンモクセイがあり、クチナシと合わせて「三大香木」と言うのだそうですが、私にとってクチナシは思い出と結びついた特別の香りの木です。

クチナシの花の季節になり、その香りがするたびに思い出すのは学生時代のこと。

毎週の講義に向けて毎回膨大な課題を与えて鍛えてくださる先生がいました。その課題をこなすためには大学に2箇所、図書館と教室の事務室にしかない資料を調べてノートに書き写していかなければなりません。

図書館の資料の方が先に押さえられてしまうので、行きつけない教室の事務室に行かなければならなくなることもありました。

6月だったのでしょう、教室の事務室で資料に向き合っていたとき、強い芳香が部屋を包んでいました。一輪のクチナシが机上に挿してあったのです。

事務室にいた事務員の方の顔もおぼろになってしまいましたが、学生時代の恩師とクチナシの花と香りが結びついて、以来一つの思い出がよみがえらせる条件付けになっているのです。

毎年、クチナシの花が咲きその香りがするたびに思い出すのは、卒業後の進路にもつながった格別の存在の恩師のことです。

「薄月夜 花くちなしの 匂いけり」正岡子規

子規も香りを読んでいるのですね。

クチナシの花は何日も咲かず、純白の花びらはすぐに黄色に変色してしまいますが、その強い芳香は残っています。

花が終わると、花の基部が次第にふくらみ、実を付けます。萼片の名残が6本突き出して実の周りにも稜線が6本あるのが特徴。

花が咲き終わると特徴ある果実になる準備に

花が咲き終わると特徴ある果実になる準備に

さらに1ヶ月後にはしっかりとした形に

さらに1ヶ月後にはしっかりとした形に

赤く色づいたクチナシの実。料理や漢方に使われる

赤く色づいたクチナシの実。料理や漢方に使われる

きんとんなどの天然の着色に古くから用いられている果実は、漢方では山梔子(さんしし)と言い黄だんなどに用いられているそうです。

クチナシの名前の由来の一つは、果実が熟しても開かないことから「口無し」と当てたもの。ほかには、果実の天辺に残る萼を鳥のくちばし、果実を梨と見立てて「口梨」としたというものもあるようです。

八重のクチナシもよく見られますが、実は付かず香りも一重のものほどは強くないようです。

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【今日の写真】ねじれて咲く姿が可憐で愛されて

ねじれて咲く姿が何とも可憐なネジバナ

ねじれて咲く姿が何とも可憐なネジバナ

小さいながらラン科の特徴

6月を待っていたかのように芝生の中に小さく可憐な花を咲かせるネジバナ。

ラン科らしい平行脈の葉があるのを確認し、いつ咲いてくれるのだろうと楽しみに、芝生の中に生えてきた周りのほかの雑草を抜き、ネジバナの葉だけは残して開花を心待ちしていた5月。

次から次へと生えてくる芝生や庭、菜園の中の草取りや手入れなどに追われ、鮮やかな花に気を取られていると、やがて5月を彩った花々も終わりとなり、梅雨の6月を迎えています。

気がつくと、芝生の中にいつの間にかすっくりとしなやかで細い茎を立ち上げ、ピンクの小さな花をラセン状に下から上に向かって咲かせたネジバナが現れて、梅雨の季節の足元を光がさしたように明るくしてくれているのです。

6月を待っていたかのように芝生の中に咲くネジバナ

6月を待っていたかのように芝生の中に咲くネジバナ

小さいながら芝生の緑の中に最も美しく映るピンク。

また、ほんの何ミリかの花を拡大して見ると、小さいながらにして立派にランだと、独特の形でわかります。6枚の花びらの形が同じではなく、下の1枚は唇弁(リップ)と呼ばれる変わった形をしています。

拡大するとラン科の花の特徴がはっきり

拡大するとラン科の花の特徴がはっきり

湿り気があって明るいところを好むというので、6月の芝生というのは生育に適した場所なのでしょうね。

日本全土、ヨーロッパ東部からシベリア、温帯・熱帯アジア、オセアニアなどに広く分布しているというネジバナ。

別名のモジズリの由来は、小倉百人一首の「みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに」ではないとのこと。

この歌の「しのぶもぢずり」とは、絹布にねじれるように染色を施していた、陸奥国信夫(しのぶ)群(現在の福島県)の織物のことである、とする説が有力とのことです。

時代が下ってからラセン形の花の咲き方を織物の「しのぶもぢずり」に重ね合わせて、モジズリと呼ぶようになったのではないかということで、江戸時代にはモジズリと呼ばれていたそうです。

栽培もされて愛されているようです。

参考 

多摩の緑爺の植物文化誌 http://www.geocities.jp/tama9midorijii/ptop/shi62.html

 

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【今日の写真】白いレースのようなニンジンの花 レンズを通すとなお美しく

取り残していた小さなニンジンがとう立ちしてきれいな花を咲かせて

取り残していた小さなニンジンがとう立ちしてきれいな花を咲かせて

ジューンブライドのブーケに加えてもよいような

菜園に面した道路脇のフェンス沿いにスイートピーを植え、5月中次々に咲く花を楽しめたのですが、5月も終わりになると花が終わり、種を付けたので、一部の種を採取し枯れかけた木の枝を根元から刈り取りました。

すると、スイートピーがおおいかぶさるように広がっていた地面から可憐な白い花が出現。

昨年、確か夏場近くに植えたニンジンを秋から冬に収穫した残りの小さなニンジンがまだあったようで、とう立ちして花が咲いていたのです。

丸い小さな傘状の花の束が放射状になって手まりのように

丸い小さな傘状の花の束が放射状になって手まりのように

セリ科のニンジンはミツバやパセリなどと同じような傘型の花をつけたのですが、これまでニンジンの花を見たことがあったでしょうか。

真っ白な小さな花が傘状になり、それが何十個も茎から放射状に付いて手まりのようになっています。細かいおしべの先が全体をおおうベールのよう。

とてもきれいなので、EOS X7「単焦点広角レンズ EF-S24mm」を装着、焦点距離優先モードで撮ってみました。

ぼかしが利いてなかなかいい雰囲気の写真が撮れました。

また、それをズームアップしてみると、白いレースのような細かい花の形が見えてきました。一輪一輪が白梅の花のように5つの丸い花びらと長いおしべを持っています。

ジューンブライドのブーケに加えたらよさそうな美しさです。

拡大すると繊細なレースのよう。微細な白梅が無限に連なっているようにも

拡大すると繊細なレースのよう。微細な白梅が無限に連なっているようにも

店頭に当たり前のように並んでいるニンジン。好き嫌いがある野菜として取り上げられることもあるのですが、乾燥に弱くて発芽率が低く、育てるのは大変。とても苦労しました。

二度目にまいた種が乾燥しないように気を配り、ようやく収穫にこぎつけたのです。

わずかな収穫でしたが、葉っぱもおいしく食べられて、ニンジンそのものも新鮮で甘くてクセもなく、格別でした。

農家の苦労もわかった気がして、お店のニンジンもまたありがたく思えました。

花は素揚げで食べられるという情報も目にしました。たくさんあれば試してみるといいでしょう。

まいたのは一代交配の種かもしれませんが、実るでしょうか? 種を取るのも、剪定から始まりさまざま手をかけなければいけないようです。

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