
1年365日を経て収穫の時を迎えたルバーブ
ルバーブのジャムの味が忘れられず、一昨年、種から育てようとしたのですが、暑さと乾燥でうまくいかず、昨年6月、苗を入手することにしました。
近隣のホームセンターには売りがなく、楽天市場で見つけてフレンチタイムと一緒に購入。なかなかしっかりした良さそうな苗が届きました。
タデ科ダイオウ属のルバーブはフキのような地上茎と葉を持ち、強い酸味のある地上茎を砂糖などと一緒に煮るとジャムができます。
春先の野草のイタドリもタデ科でこちらもジャムにできるというので、昔一度試したことがありますが、ルバーブほど強くないのですが似た酸味があります。イタドリを山菜として食べている地域もあるようです。
ルバーブの葉には毒性があるので使いません。
昨年、届いた苗は、真夏の暑さは隣のヨモギが大きくなって影を作ってくれる、塀際の水はけの良い場所に植えて、手前にもシソなどを植えて極力真夏の強い陽を避けるようにしました。
植えて最初の年は収穫せずに育苗し、翌年から収穫可能とのことで、楽しみに育ててきました。

夏の暑さを乗り越え越冬し、4月に発芽したルバーブ。隣は一緒に購入して植え付けたフレンチタイム
こうして迎えた春、大きな葉が顔を出してくれました。5月には収穫可能の生育ぶりに。
収穫できた立派なルバーブを、今回は母が好きな山田養蜂場の蜂蜜でジャムにしてみました。キューバ産の有機蜂蜜です。

初めて収穫できたルバーブ

ルバーブに山田養蜂場の蜂蜜を加えてジャムに
2センチほどに切った葉柄を蜂蜜と一緒に鍋に入れて火にかけます。ルバーブは水分が多く、水を加えなくても大丈夫。

ルバーブの葉柄を2センチほどに切って蜂蜜と一緒に鍋へ

煮立てて短時間で形が崩れ、おいしいジャムのでき上がり!
強い酸味があり、レモン汁を加えなくても、おいしいジャムがとても簡単にでき上がります。

パンに塗るほか肉料理のソースにも使えます
好みのお砂糖などで作ることができ、パンに塗るほか、肉料理のソースにも良いようです。パスタ、サラダ、ピクルスと、さまざまに応用ができるようで、クックパッドにも数多く紹介されています。
北米やヨーロッパで広く栽培されているルバーブ。中国では近縁種の大黄を数千年にわたって薬用として用いてきていて、ヨーロッパでも根を薬用として用いていたと考えられる記録があるそうです。
ルバーブの成分として特に注目されているのは、腸内環境を整えるペクチン、抗酸化作用のあるアントシアニン、殺菌作用や脂肪分解作用のあるタンニンだそうです。
妊婦さんや授乳中の方は、葉柄にもわずか大黄の成分が含まれることから、摂取は控える必要があるとのことです。
株が大きく育つとしっかりとしてくるのですが、暑さに気をつけること、また収穫し過ぎると枯れてしまいますので要注意。ほかの利用法も試み、大切にしていきたいと思います。
以下はご参考にどうぞ。