
あちらこちらの庭先にみられるコモンマロウ
菜園の片隅のコモンマロウが今年も元気に育ち花を咲かせました。
とても丈夫で、特別な世話をしなくても、地下茎と種でどんどん増えていきます。
あちらこちらの庭先に咲いているのが見かけられますが、季節の花として楽しむほかにハーブとして生かしている方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?
実は私もエディブルフラワーだと知っていたくらいなのですが、調べて見ると若い葉も根も食用として非常に有用だとのこと。また花は色が変わるティーとしてとても人気だというので試してみることにしました。

カップにお湯を入れてコモンマロウの花浮かべて
まずは、フレッシュのコモンマロウの花のティー。お湯に花が沈んでいくと、次第に薄いブルーの色のティーに。お味は癖がまったくなくまろやかな感じ。

薄いブルーのティーに
次に作ってあったレモン酢を少し入れてみます。すると、ティーはほんのり薄紅色に! コモンマロウの花びらは透き通った桜の花びらを浮かべたようになります。

レモンで薄紅色に変化したティー
味も癖もほとんどないので、他のハーブとミックスして味わうのが良さそう。ペパーミントをほんの少し足してみたところ、フレッシュでさわやか、そしておしゃれなティーに。

ペパーミントを加えるとさわやかでおしゃれなティーに
コモンマロウは一日花で、咲き始めると毎日次々と節の部分に新しい花を咲かせます。

一日花のコモンマロウは節に次々と新しい花を咲かせる
その花を毎朝せっせと取って陰干しにし、ドライのコモンマロウティーを手作りしました。

コモンマロウの花を陰干しに
経験上、長期保存はジッパー袋に入れて冷凍保存がベストではないかと思います。

ドライのコモンマロウティーを作りました!
ドライのお花をたっぷり目に入れて作ったティーは夕暮れの深いブルーに。

たっぷり目なドライマロウで夕暮れのブルーティーに
レモン酢を加えるとまた夕焼け色に変化。

レモン酢で夕焼け色に変化
花と葉を使ってサラダも作ってみました。新しい葉は癖もなくて柔らかく、ほんの少し粘りがありますが、おもてなしに良さそうな一品に。

サラダはおしゃれでおもてなしにも良さそう。花びらは外すとハートの形! 外すときには外側に反るとたやすいです
ハーブ研究家の広田せい子さんはコモンマロウの葉のソテーを紹介していました。根もまた試してみたいと思います。
コモンマロウはヨーローッパ・北アフリカ・西アジア原産。炎症保護・去痰作用・肌の柔軟作用・アレルギー症状の緩和などの効能もあるそうです。