【今日の写真】雨上がりの朝、水滴が宝石のように

雨上がりの朝、縞大名竹の若葉に水滴がいくつも

雨上がりの朝、縞大名竹の若葉に水滴がいくつも

肉眼では見えなかった輝く水と光の現象がレンズを通して見え

2016年2月に85歳でお亡くなりになった植物生態写真家の埴沙萠(はにしゃぼう)さんを取り上げた2013年7月のNHKスペシャル「足元の小宇宙~生命を見つめる 植物写真家~」は忘れられない番組の一つ。

小さな植物の営みの中にある驚きの世界を、埴さんは日夜体を張って、しかし楽しみながら映し出していました。

埴さんが一つ取り組んでいらしたのが溢泌現象。溢泌現象とは、雨の後など、蒸散の少ない状況などで、体内の過剰水分の排出に働いていると考えられている現象だそうですが、埴さんは早朝、うまくすればワレモコウのギザギザの葉に小粒の真珠のように付く水滴を追っておられました。

そんな溢泌現象をレンズでとらえてみたいものだと思っていたのですが、塀際の縞大名竹の葉先に雨上がりなどに水滴が付くのを見て、台風接近の大雨の後見てみると、やはり付いていました!

水滴がレンズを通すと光り輝いて

水滴がレンズを通すと光り輝いて

水滴の数もそれほどではなく、背景などもいい条件とは言えないのですが、EOS X7にEF-S55-250mm望遠レンズを装着して撮影。

パソコンに移して見てみると、肉眼では見えなかったレンズが映し出した光の中の水滴の不思議な世界がそこにありました。水滴の縁に太陽の輝きがあり、中には風景が映し出されています。

かすかに紫色を帯びた水滴に風景が映り込んでいる

かすかに紫色を帯びた水滴に風景が映り込んでいる

拡大してみると、肉眼では見えなかった輝きが映っていました

拡大してみると、肉眼では見えなかった輝きが映っていました

溢泌ではない雨の水滴にも風景が映し出されていました。

雨の水滴の中にも風景が映り込んでいる

雨の水滴の中にも風景が映り込んでいる

カメラとレンズの魅力の世界を広げていきたいと思います。

参考

埴 沙萠

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