【今日の写真】ヒマワリの花に見える生命の神秘・命のいとなみ

夏を象徴するヒマワリの花

夏を象徴するヒマワリの花

菜園の際に植えられていた夏ならではのヒマワリ

車で移動しているとき、視線の彼方に見つけたヒマワリの花。

曇天でしたが足を運んで、夏ならではの姿をカメラに納めさせてもらいました。

よく通る道から少し奥まったところにあったヒマワリは、菜園の際に植えられていたものと判明。

道路際、道行く人にも楽しんでもらえるように季節の花を植えた持ち主の思いが感じ取れます。

大きな花をてっぺんに一つ付けるヒマワリと、分岐してたくさんの花を付けたタイプ。

大きな花の隣には、分岐してたくさんの花をつけたものが

大きな花の隣には、分岐してたくさんの花をつけたものが

しかし、花びらのオレンジ色とと芯の部分の茶色が共通しているので、ひょっとしたら生長過程の苗木を摘芯して分岐させたとも思えます。

ヒマワリの種類は実に多く、花びらと芯の色から見てビンセントタンジェリンでしょうか。

ヒマワリの花はキク科特有の頭状花序を成している

一つの花に見えるのは、実はキク科特有で複数の花が集合した頭状花序。外輪は花びらを付けた舌状花、内側は花びらがない筒状花と区別されることがあるようです。

拡大すると頭状花序がよくわかる

拡大すると頭状花序がよくわかる

日回り草とも呼ばれるヒマワリは、英名でもSunflowerで、太陽の動きにつれてその方向を追うように花が回るといわれたことに由来。

けれどもこの動きは生長が盛んな若い時期に限られ、完全に開いた花は基本的に東に向いたままほとんど動かないのだそうです。

ツボミから開花、受粉から結実へと人生を見るよう

分岐したヒマワリは、1本の木の中に、ツボミから、咲き終わって種を実らせているものまでさまざまな過程のものが。

針のようなガクの先端が特徴的なツボミ

針のようなガクの先端が特徴的なツボミ

花びらが見え始めたものはガクの先端が放射状に張り出し、太陽のように見える

花びらが見え始めたものはガクの先端が放射状に張り出し、太陽のように見える

開き始めた頭状花序

開き始めた頭状花序

らせんの形状がはっきり見える頭状花序

らせんの形状がはっきり見える頭状花序

外側の花から順に開花

外側の花から順に開花

中心部分の花まで開花して

中心部分の花まで開花して

ミツバチが来て受粉を

ミツバチが来て受粉を

結実して子孫を残す準備に

結実して子孫を残す準備に

種を熟成中の大きなヒマワリ。隣にはさらに熟して首を垂れるものが

種を熟成中の大きなヒマワリ。隣にはさらに熟して首を垂れるものが

花は植物の生殖器官ですが、変化していく形状に、花を咲かせて実をつけ子孫を残していくという生命の営みが見え、心を動かされます。

種の並びの中にあるフィボナッチ数列と黄金比の秘密

ヒマワリの花や種は美しいらせんを描いて並んでいるのには驚きます。

美しいらせんの中に生命の神秘が秘められている

美しいらせんの中に生命の神秘が秘められている

調べてみると、このらせんの数は、植物によくあるフィボナッチ数列によっているのだとのこと。

フィボナッチ数列とは、1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144…というように、連続した二項の和が次の項になるという数列で、ヒマワリの花序の中心から伸びるらせんの数は実にフィボナッチ数列に一致するのだというのです。

これにより、中心から新しくできた種が外側に押し出されていくとき、隙間なく均等に並んでいくのだそうです。

さらに、この数の比率を算出すると、均整のとれた黄金比となるという真理が隠れているとも。

身近にある植物の中に潜む大いなる生命の進化・神秘に感じ入ることしきりです。

参考

不思議な数列・美しい比と植物2

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