【今日の写真】レンズがとらえたクマバチの生態

メドーセージにやってきたハナバチらしいハチ。ハナバチにしては大きくて飛び方がパワフル

メドーセージにやってきたハナバチらしいハチ。ハナバチにしては大きくて飛び方がパワフル

メドーセージにハナバチが飛来

弱い雨が少し降って小雨になったときに菜園の様子を見にいくと、ハナバチのような形のハチがコーナーに植えたメドーセージにやってきました。

ハナバチにしては大きく、胸部が山吹色、腹部が黒とコントラストが強く、飛翔のスピードが早くパワフルな動きをしています。

体がずんぐりとしていて胸部が山吹色で腹部が黒、羽も黒い

体がずんぐりとしていて胸部が山吹色で腹部が黒、羽も黒い

EOS X7に望遠レンズを装着しスポーツモードで撮影を試みるのですが、なかなかとらえられません。

連写も生かしてたくさん撮り、パソコンに転送して見てみると、このハチの思いがけない生態が浮き彫りになってきました!

このハチの名前はキムネクマバチ。

予想した通り、ミツバチ科クマバチ属で、概して大型のハナバチがクマバチだとのこと。

ミツバチ科クマバチ属のキムネクマバチと判明

ミツバチ科クマバチ属のキムネクマバチと判明

クマバチはこれまで500種が記載されているというほど種類が多いそう。

ちなみに、ハナバチは、ハチ目ミツバチ上科の昆虫のうち、花粉や蜜を幼虫の餌として蓄えるものの総称のことです。

花の根元に太い口吻で穴を開けて蜜を取るのがクマバチのテクニック

さて、このキムネクマバチの画像をパソコンで拡大して見てみると、奇妙な仕草をしていることを発見。

花弁の中央にくちばしを差し入れているのではなく奇妙な仕草をしているキムネクマバチ

花弁の中央にくちばしを差し入れているのではなく奇妙な仕草をしているキムネクマバチ

メドーセージの細長い筒状の花弁の中にくちばしを差し入れているのではなく、花弁に抱きつき、鋭いくちばしを花弁の根元に差し入れようとしているように見えます。

調べてみると、気づいた通りで、頑丈な顎と太い口吻を生かして花の根元に穴を開けて蜜だけを取る盗蜜をよく行うとのこと!

細い筒状の花弁に抱きつき、根元に鋭いくちばしで穴を開けて蜜を取っている

細い筒状の花弁に抱きつき、根元に鋭いくちばしで穴を開けて蜜を取っている

細長い花弁のメドーセージ

細長い花弁のメドーセージ

メドーセージの花を開いてみると、花弁の上部にめしべ、下部におしべがあり、めしべは奥にまで伸びてつながっているようでした。

メドーセージの花を取ってみた

メドーセージの花を取ってみた

開くと花弁の上部にめしべ、下部におしべがついている

開くと花弁の上部にめしべ、下部におしべがついている

花が取れたガクとその内部

花が取れたガクとその内部

ここに狙いを定めてキムネクマバチは蜜を取っているのでしょうね。

クマバチはフジの仲間の花を特に好み、とても固い構造の花のフジとクマバチは花粉媒介のパートナーになっているそうなのです。

性質は温厚でめったに人を刺すことはなく、たとえ刺したとしても、アナフィラキシーショックは別として、毒性は少ないそうです。

固いフジの花が好みというクマバチ

固いフジの花が好みというクマバチ

後日もまたキムネクマバチがメドーセージにやってくるのを見ましたが、このメドーセージもクマバチの好みの花に見えました。

一眼レフレンズがまた小さな生物の不思議な営みをとらえて見せてくれました。

キムネムマバチが好むメドーセージの正式名称はサルビア・ガラニチカ。

南米原産シソ科アオギリ属の宿年多年草で、セージのような匂いがしますが、食用にはなりません。

流通業者が誤ってつけた名前が広まったといわれているそうです。

メドーセージの正式名称はサルビア・ガラニチカ。流通業者が誤ってつけた名前が広まったといわれている

メドーセージの正式名称はサルビア・ガラニチカ。流通業者が誤ってつけた名前が広まったといわれている

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