花火の撮影は簡単ではないが要領を覚えれば難しくはないと知り、この夏ぜひクリアしてみたいと思い、「相模原納涼花火大会2017」に行ってきました。
アクセスと規模で選んだのですが、花火の撮影というのは、会場が駅から離れていること、それなりの装備が必要であること、人出が多く往復や待ち時間を要することなど、大変なことがいくつかあります。
花火大会は、子供のころ、親に連れていってもらったとき以来。
人出は20万人規模で、打ち上げ数は8000発といいますが、随分な人出です。でも、これで20万人もいるの?とも思えなくもありません。
バスの渋滞を見越して15時台には会場の河川敷に到着して、開催時間をひたすら待ちます。
浴衣姿の多くの皆さんは、河川敷に立ち並んだ屋台をのぞいたりして、この待ち時間も楽しんでいる様子。
さて、花火の撮影に不可欠な物は、まずは三脚。
ほかに、あった方がいいものとして、レリーズ、手元を照らすライト。
これらをしっかり準備し、雨の予報もあったので、雨具やカメラのカバーも携帯しました。
開始時間19時の1時間前にカメラをセット。
ワイドで撮るので、52mm単焦点レンズを装着してカメラを三脚に据えます。
マニュアルフォーカスで、シャッタースピードはBULBモードに、ISO感度は100、絞りはひとまず8に設定。花火が暗ければ、数値を少し上げます。
花火の上がるだろう方向の空にカメラを向けて固定、ピントを空に合わせます。
レリーズやヘッドライトの準備もしてスタンバイ。
いよいよ花火打ち上げ開始。
華やかなオープニングは花火の方向をとらえるのと、レリーズの扱いに慣れるのに手間取り失敗。
次からはそこそこ取れていだろうというのが液晶で確認できたものの、パソコンで見てみないとわかりません。
待ち時間は長かったのですが、花火の打ち上げが始まると、1時間15分はあっという間でした。
帰ってパソコンに移してみたところ、設定に誤りはなく、画質的には問題なく撮れているのが確認できました。
まずワンステップをクリア。
48時間ほどを経過してから撮影した画像を改めて見て、その場の情景がよみがえってきました。
さまざまなバリエーションをご覧ください。
花火の起源は古代中国ののろしだとされているそう。
日本では、室町時代に唐人が浄華院の境内で花火と考えられる風流事を行ったという記載があるそうです。
本格的な花火が行われるようになったのは、戦がなくなった江戸時代のこと。隅田川以外の場所では禁止の触れが出され、地方に広まったとのことです。
明治時代になって、海外から薬品の輸入が行われるようになったのを機に、橙色一色から多彩になったそうです。
戦後、日本の花火は海外に多く輸出された時期があったものの、次第に中国からの輸入量が増え、輸出は激減。国内の多くの花火業者はその技術を世襲により受け継いでいるのが現状。
事故や環境汚染問題も浮上する中、根強い人気で夏の風物詩として継承されています。また、色が変化するなど、その技術の高さが世界で注目を浴びるようにもなっています。
参考