
サポニンが多量に含まれるセンダンの木の実をくわえるムクドリが2羽
スズメの群れに混じったセキセイインコを確認した日は、そのほかの野鳥の様子を観察できた日でもありました。
スズメとセキセイインコ、コサギの次にレンズを向けたのは、電柱に留まっている鳥たち。
ただ散策しているのでは、まったく気づかないか、スズメが電柱に留まっている、くらいの認識で通り過ぎてしまうことでしょう。
スズメより大きめで、こちらに向けているお尻が白っぽいので、望遠レンズを向けて見ると、ムクドリのようです。

こちらに白っぽいお尻を向けて留まっているムクドリの群れ
電柱に群れを成している訳がわかりました。
すぐ近くに鈴生りに黄色の実の生っている木があり、ムクドリたちはそちらへ飛行。

ムクドリたちがk飛んで言った先には鈴生りのセンダンの実が
後から、画像を確認すると、木の実を口にしている瞬間も撮れていました!(トップ画像)
この木はセンダンで、落葉した冬季もしばらく木に残っている実はサポニンを多く含むため、人や犬が食べると中毒を起こし、摂取量が多いと死に至るほどとのこと。
ヒヨドリやムクドリなどが食べているのが確認されているようです。

連写したところ、飛んでいる瞬間のものも
センダンは、街路樹や庭木などのほかに、樹皮は薬用に、木は建材に、葉は除虫に、果実は生薬としてひび・あかぎれ・しもやけに外用としてなどとして用いられるとのことです。
冷たい水の中でも元気なマガモの群れの動きも、澄んだ水面と西日に光る川面の波とともに、やや上からではありますが、きれいに撮影できました。

冷たい水の中で活発に活動するマガモの群れ。ランドスケープモード・ISO 250・シャッタースピード1/128秒で撮れていました

青空と西日が写り込んだ川面との調和もきれいです
川面のキラキラも、近くに焦点を合わせることで玉ボケにして撮ってみました。
落葉樹が葉を落とし、渡り鳥が多く観察される冬ならではの撮影の楽しみがあることを知りました。
野鳥の仕草を観察すると、また愛着がわき、野鳥好きの人たちの気持ちがわかるようです。