
田んぼから拠点の桜の木に飛行するスズメの群れ
1月の積雪があってからしばらくして、スズメの群れの家族になったようなセキセイインコの姿を確認でき、ほっとしました。
それから4日後、また現地に足を向けてみます。
穏やかな日でしたので、セキセイインコの姿も見られるのでは、と期待していたのですが、田んぼの脇にこれまで同様に裸の桜の枝に茶色の花をいっぱい咲かせたようなスズメの群れは確認できたものの、セキセイインコはいません。
桜の木の近くのおそらくはカエデの木に舞っていったスズメの群れもまた違った趣で撮れたものの、セキセイインコの姿はなく、これまで5回出会ってきたセキセイインコの存在がどれほどインパクトの強いものだったかを思い知りました。
スズメの群れの一員になったセキセイインコ–それは、工業高校の紅一点の女学生、または、「ベルサイユのばら」に登場する近衛兵のオスカルとでも言いましょうか。
スズメの群れがセキセイインコを掛け替えのない一員として認識していたかはわかりませんが、出会った撮影者には、そのように感じられたことでした。
たまたま今日いないだけで、また戻ってきた姿に出会えるといいのですが……。
しだれ桜の下に降りて何かをついばんでいるスズメの群れ。
その手前に横倒しされた植木の剪定用のはしごに、珍しい野鳥が留まっています。
野鳥と言えば、スズメとムクドリ・ヒヨドリ・ヤマバト・セキレイ・カモ・カラス・オナガ・カワラヒワ・カワセミくらいしか判別してこなかった私にとって、とても珍しい鳥です。
後で調べて、ジョウビタキとわかりました。
冬によく見られる渡り鳥だそうです。
写真を撮っていると、思いがけない発見があり、野鳥にも親しめるようになりますね。
次は、しだれ桜に戻ってきたスズメの群れ。
おや、拡大してみるとびっくり。中央にスズメではない変わった野鳥が。
調べてみたところ、モズでした(右下)。

桜の木のスズメの群れ。富士山を背景に
しばらくして、田んぼと脇の桜の木の間を往復するスズメの群れの姿を撮影できました。
より近い位置です。
高速連写で、勢いよく一斉に飛び立ち、木に到達直前にはスピードを落としてホバリングしているような様子も撮れています。
この中にセキセイインコがいたら……と思ってしまいます。
最後、スズメの群れは高く飛び、電線へ。
しだれ桜近くの草むらには、モズが残っていました。