
南アルプス市・櫛形山の中腹に鎮座する高尾穂見神社の神楽殿と拝殿
南アルプス櫛形山の中腹、南アルプス市高尾のわずかな戸数となった集落に歴史ある神社があるというので、梅雨入り前の6月初旬に行ってみました。
テレビで紹介していたのは、NHK甲府放送局のヤマナシ・クエスト「ザ・ディレクソン in 山梨」。
NHKを使って週末の山梨の人口を2倍にしようという企画合戦です。
東京都に隣接していて数々の観光名所もある山梨県ですが、山梨ならではの魅力ある場所ということで紹介されたスポットの一つが、この高尾穂見神社と人情味あふれた集落の人たちでした。
櫛形山へと続く道を途中右に逸れてさらに急な曲がりくねった道を10分ほど上っていくと、やがて高尾に集落に到着し、奥まった場所に、古くから伝えられている穂見神社が鎮座しています。
大切に守られてきた神社なのでしょう、途中までの山道は細く急でしたが、神社の境内周辺は切り開かれていて、集落が神社とともに暮らしを守ってきた雰囲気が伝わってきます。
延喜式内社で文治三年古碑に「穂見神社」とあるそうです。
朱色の鳥居をくぐり、その奥にある古い石の鳥居をくぐって進むと、さらに「神門」があり、その奥の石段脇には古い石祠が並んでいて、石段の上には有形文化財の神楽を奉納する神楽殿が見えてきます。

参道入口の朱の鳥居が青空に映える

歴史を刻んだ石の鳥居

石門をくぐって進むとさらに神門が

石祠脇の石段上には舞殿が見える

壮麗な様相の神楽殿と御神木の大杉
入母屋造で東西南北に四神の彫刻も施され壮麗な味わいがあります。
その横に、県の有形文化財に指定されている本殿があるのですが、残念ながらシートで覆われていました。

拝殿
その手前にあ、江戸時代の彫師・左甚五郎の作とされる「高尾の馬」が奉納されている絵馬殿風の建物があります。

左甚五郎の「高尾の馬」が奉納されている絵馬殿風の建造物
五穀豊穣・養蚕成就・商売繁盛に御利益があるとされ、毎年11月22日~23日に行われる夜祭りには、県内外から多くの参拝者が訪れているとのことです。
参考
高尾穂見神社 地図
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