
小石川後楽園の大泉水を舞台にダイナミックなダイビンクを繰り返す「水辺の宝石」カワセミ
5月下旬に東京都文京区の国の特別史跡・特別名勝の小石川後楽園を訪れた際、思いがけない出会いがありました。
琵琶湖の風景を模した大泉水でダイナミックな狩をする、「水辺の宝石」カワセミでした。
大泉水の周辺のベンチにカメラを持って座っている人や、本格的に三脚に望遠カメラを据えて待機している人がいるので、声をかけてみると、やはりカワセミでした。

蓬莱島の岩の縁で水面から池の中まで鋭く観察をするカワセミ
つがいのカワセミがいて、大泉水中央の蓬莱島で子育てをしていて、ヒナたちに餌を運ぶため頻繁に狩をしているとのこと。
カワセミからの距離が少しあるのですが、よく姿が見られるようで、大泉水の周辺に決まった人たちが通ってはカワセミの姿をカメラに納めているそうです。
野鳥愛好家を魅了してやまないカワセミです。
庭園を一回りして、風景写真を撮影し終えてから大泉水に戻ると、ちょうどカワセミが蓬莱島の突き出した岩に止まっている姿が肉眼でもとらえられました。
さっそく、手持ちのEOS 6D Mark ⅡにEF70-300mm F4.5-6Ⅱ USMをセットして、カワセミを狙います。
うーん、かなり遠い!
でも、カワセミは、大泉水のほぼ同じ場所に繰り返しダイビングをし、愛らしい姿をしながら迫力いっぱいの狩をしています。

水中に飛び込む寸前の貴重な画像。俊敏なので、飛び込む前の姿はなかなかとらえられません。体に対して極めて長いクチバシを大きく開けています! 水面にも姿が映り込んでいます
前回カワセミに出会ったときには、さまざまな場所に飛び込んでいて、ダイビングの模様は、撮ることができなかったのですが、今回は遠かったのが難点でしたが、何とかその様子を撮ることができました。

大きな水しぶきを上げて飛び込んだ瞬間
近くには、大砲のような超望遠レンズのカメラを三脚に据えた人も。
それほどの大掛かりでない人も、撮影しています。
撮影の合間にヒナの数の予想を立てている人もいます!
スペックの高いAPS-C機にエクステンダーと望遠レンズなどの条件で撮れるのかもしれません。

瞬時に飛び出してきました。魚をくわえているようには見えませんが…
いつか、より良い条件で再チャレンジしたいとも思いますが、手持ちのEOS 6D Mark ⅡにEF70-300mm F4.5-6Ⅱ USMでも何とか様子をとらえることができました。
入手して半年未満のEF70-300mm F4.5-6Ⅱ USMも、かの有名なYoutuberのジェットダイスケさんが「隠れLレンズでは!」と絶賛しているのを最近知ったのですが、名レンズのようで知らずと力を発揮してくれたようです。
ということで、トリミング画像になりますが、ご紹介します。

元の岩を目指して水平に飛行

岩を目前に、翼を広げてスピーとを弱めているようです

留まる寸前のポーズ

元の岩に戻りました
このダイビングを何度となく繰り返していました。
ヒナたちが無事育って、たくさんのカワセミのにぎやかな狩が見られますように!
その機会に恵まれれば、より良い条件で撮影をしたいものです。
参考