
列に並ぶこと3回目にしてようやく対面することができた、お目覚めのシャンシャン
炎天下、並んでシャンシャンとの対面を待つ国内外の人々に混じって
開花時期を迎えた、不忍池の蓮の花を撮影に上野公園に足を向けたついでに、猛暑ではありますが、せっかくですので、人気のシャンシャンに会いに、上野動物園に行ってみました。
昨年6月12日に誕生して大きな話題となった、上野動物園のジャイアントパンダのシャンシャン。
無事誕生したところから、順調に成長して公開されるまで、日本中がその様子を見守ってきたと言っても過言ではありません。
それほど愛らしく、また生育が大変だというパンダ。
昨年12月から一般公開され、当初は抽選で、2月からは整理券で、見られるように。
整理券が必要なのかと思ったのですが、6月からは並んだ順に観覧できるようになっていました。
それにしても連日の猛暑で、並んで待つとはどんな状況なのかと思ったのですが、涼しげな黄緑色のテントが設置されていて、日差しを避けて列に並ぶことができるように配慮がされていました。
パンダのいる飼育施設は動物園の入り口から入ってすぐの場所で、外国人含め多くの老若男女がテントの下にずらりと並び、ペットボトルの飲料で水分補給などしながら待っています。
「待ち時間30分」。
思ったよりも列の進み具合は早く、期待のパンダ舎へ。
実は、シャンシャンはもとより、パンダを見るのも初めて。
いよいよ、パンダとの初対面の瞬間へ。
ところが、案内係の人が「パンダは今、お昼寝中です」という声が聞こえてきました。
30分待って、会えた初のパンダたちは、こんな風でした!

お尻を向けて熟睡中のリーリー
1時台。初対面のパンダはお父さんのリーリーがお尻を向けて熟睡中の姿でした。
次の部屋に、お母さんのシンシンとお目当のシャンシャンが眠っています。

お母さんのシンシンとシャンシャンもお昼寝中でした
シャンシャンは奥のベッドでぐっすり。

ベッドの上で眠っているシャンシャン
前へ進んでくださいと促されて、外へと出ます。
昼下がり、再び並んで目覚めたパンダたちと再会 シャンシャンはまだぐっすりお昼寝中
せっかく長時間並んだのに眠っていたので、インフォメーションで、パンダはいつ起きているのか尋ねたところ、一日中ほとんど眠っていますとの答え。
猛暑の中を他の動物を少し見て、3時過ぎ、それでも今度は起きているかもしれないと、気を取り直して、再び列に並ぶことに。
皆さん、暑さをものともせず、辛抱強く並んでいます。
少しずつ前へと進み、またようやくパンダたちの部屋へ。
リーリーが起きてくれていました!
おっとりとした仕草です。
隣の部屋で、シンシンは目覚めていましたが、シャンシャンはまだ夢の国でした。残念!

前に並んでいた人たちが、また列に並ぶようなので、それにならってまた列に加わることにしました。
再び30分の待機。
今度は、笹を食べるリーリーを見ることができました。
仰向けに寝転んで無防備な仕草で。
パンダが愛される理由が一つわかった気がしました。
そして、ついに目覚めたシャンシャンに会えました。
リンゴをもらって食べています、とのことでした。
後で調べると、リンゴが好物のようです。
押し出されて、また前にいた人が列に向かって走るので、観覧時間締め切り間際の4時前に、4度目の待機へ。
今度は、動き回るシャンシャンが見られるかと期待したのですが、なんとまたお昼寝に入っていました!
下の方で、シンシンがやはり仰向けで、笹を食べていました。
暑い時期で、屋外運動場には出していなかったようです。
ベンチで一息していると、同じくカメラを持っている人が話しかけてきて、パスポートで繰り返し、パンダを撮りにきているとのこと。
行列しているときにも、周囲の人の話から、何度も通っている人がいるのがわかりました。
理屈なしにかわいいパンダ。
ガラス越しで撮影時間はほんの一瞬です。
EOS6D MarkⅡ・EF70-300mm F4-5.6 IS II USMで、ISO2000、シャッター優先・1/250秒で撮影。
なかなか厳しい条件でした。
涼しくなって、可能であればより良い条件で撮影ができるといいと思います。