2回のソフト断食を経て、潰瘍性大腸炎を克服

梅の花

一周忌を終えた2月、あちらこちらに紅白の梅の花もほころんで

通年で近親者2人が他界、気がつくと血便が

2019年2月と6月、2人の近親者を亡くしました。

ショックでした。悲しみにどん底に突き落とされました。

これまでも身近な人の不幸はありました。

しかし親族が1年で2人ということはありませんでした。

その都度、目の前の対応を懸命に行いました。

新緑

緑鮮やかな5月でしたが……

何とか対処はすることができました。

しかし、……5月下旬、便に血が混じりました。

何これ? 痔?

わからないうちに症状は次第に激しくなってきまし。

いろいろ調べて、潰瘍性大腸炎に違いないとわかったのは、1ヶ月以上たったころでしょうか?

免疫力の回復に賭ける

私は普段、特別なことがない限りは通常の病院を頼らないことにしています。

もともとそうだった訳ではありません。

これまで生きてきた過程でやむを得ず病院に助けてもらったことは少なからずありました。

しかし、その結果得た代償が、免疫力が非常に弱まってしまったという見過ごすことのできな結果であり事実でした。

春の花壇過去、いきなり癌の末期症状に陥ったときも、最初は生きた心地がしませんでしたが、人間の持つ自然治癒力を信じて、「自然の療法」を採用して取り組み、本来の免疫力を取り戻す方法を知り、病気を克服することができました。

癌だって克服できたのだし、難病の潰瘍性大腸炎も免疫力を取り戻せば克服できる、と信じていました。

しかし、その過程はそれほど容易なものではありませんでした。

心の状態は即体に影響する

それまでも食事には気をつける方でした。

食材選びにも気を配り、和食中心にしてきました。

食の常識として言われていることにも従ってきていました。

しかし、突然陥った不可解な症状。

戸惑わずにはおれませんでした。

一つ明らかなことは、どうしようもない悲しみが肉体に影響を及ぼしたのだという事実でした。

しかし、どう抗えようとも、どう対処しようと試みても、気持ちを整理したり楽しい気持ちになったりすることはできませんでした。

下血は続きました。ひどくもなりました。

食事療法や手当法を模索 行き着いたのは西式甲田療法

食事を改善することは、解決の糸口となるに違いない。

癌を克服したとき、一時採用したのは玄米菜食でした。

そこで玄米菜食をまたやってみました。

改善は見られましたが、解決にはつながりません。

ビワの葉温灸療法を休まずやりました。

楽にはなりましたが、解決につながるものではなく、下血は激しくなりました。

(これは改善に向けての好転反応だったことが、後でわかりました。解決への一助となる方法でした)

これならばと行き着いた方法――それは甲田光男ドクターの西式甲田療法でした。

最初に入手した書籍は、「マンガでわかる西式甲田療法」でした。

マンガなので読みやすい、わかりやすいということもありましたが、最も助けになったのは著書の漫画家の赤池キョウコさんへの甲田先生による処方箋でした。

具体的で大変な説得力がありました。

行間を読む感じで精読し、食事を改善してみました。

症状は少しずつ改善していきました。

朝食抜きの2食主義でかなり改善

甲田光雄先生・西式甲田療法を知ることができたことで、次に手にしたのは甲田先生が提唱する朝食抜きの二食主義に関わるものでした。

そこで、「奇跡が起こる半日断食」続いて「朝食を抜いたらこうなった」を入手して読みました。

それぞれ甲田先生の診療と臨床結果の子細がわかるように記載されていて、数多くの患者さんからの裏が取られたデータが余すとことなく掲載されていて、しかも甲田先生ご自身の著作であるため、最初に読んだ「マンガでわかる西式甲田療法」の何倍・何十倍もの信憑性がありました。疑う余地はありませんでした。

これに潰瘍性大腸炎の症例が加われば言うことはありません。

  

高フォドマップ食材にも反応で試行錯誤

こうして、朝食抜きの二食主義+「マンガでわかる西式甲田療法」の赤池キョウコさんへの甲田先生による処方箋をベースにした食事療法で、潰瘍性大腸炎を克服するための毎日が続きました。

しかしながら、これがベストと思われた方法ですが、なかなかすんなりとはいかないのです。

きわめていけばいくほどに、使用している本にある食材・野菜なのに、おなかを下す、下血する食材が出てくるのです。

たとえば、果物はもとより、タマネギ・ダイコン・梅干し・サツマイモ・ピーマン・アロエ・アシタバ、セロリ……と体に良いとされる野菜ばかりでなく、ありとあらゆる野菜や食材に反応・下血があるのです。

ダイコン

体に良いはずの食材にも激しく反応

これって何だろう?

調べてわかったのは、過敏性腸症候群の反応する高フォドマップ食にも反応が見られるという事実です。

そこでやむなく、高フォドマップの野菜も除き、「マンガでわかる西式甲田療法」の赤池キョウコさんへの甲田先生による処方箋に立ち返り、玄米(胚芽米)・木綿豆腐・反応の出ない葉物野菜による野菜ジュース・黒ごまペーストでの朝食抜きの二食主義を続けているうちに、宿便や主として腹部に湿疹がたくさん出て、症状はさらに改善していきました。

一時的に塩分も除去

そんな課程の中でもさらに不可解な症状がありました。

背中の右肩甲骨の下に現れては消えるかなり強めの痛みがあるのです。

偶然、それは塩分によるものだと気づき、すべての塩分をやめての食事にしました。

痛みと下血はさらに和らぎました。

こうして年末近くになるのですが、なかなか治るというところには至らないのです。

どれほど気をつけても、ほんのわずかな食べ過ぎなどで下血が起こるのです。

症状が安定してきたところでついに断食療法を採用

そこで、甲田先生の著書について調べ、断食の本も出しておられることを知り、古い本で絶版の著書も多いものを入手して読みました。

甲田先生が存命時に診療に当たられ、数知れない難病の患者を救われた臨床記録の子細を知ることができる、はかりきれないほどの価値のあるご著書です。

古くても完全に現代に通用する貴重な情報源となる書籍です。

そうした書籍が廃版となって久しく、ほとんど生かされることなく埋もれているのです。

これほどもったいないことはありません。

どこでも断食は危険だから素人判断で長期の完全断食を自宅で行わないようにと書かれています。

甲田先生の書著でも、ポイントが書かれていました。

しかし、完全断食ではなくソフトな断食で日数を限定して行うことで、改善は見られることを知り、先生が言われる、下血がなくなったタイミングでソフトな断食を実行という時期がどうしてもつかめないながら、症状もかなり安定していること、それ以上の改善がなかなか見込めないこと、ご著書の内容の説得力により、ソフト断食に踏み切ることに決めました。

西式体操・療法も採用し、欠かさず実践しました。

  

2度のソフト断食でさらに明確な好転反応が

年末からまず準備食からその後1週間のソフト断食、その後1週間の回復食を実行しました。

ソフト断食の種類の中で、特に推奨されているのは、すまし汁断食ですが、私の場合は、用いられる醤油・昆布・椎茸・黒砂糖のすべてに反応・下血があるので、採用できませんでした。

その代わりに採用したのはおもゆ断食でした。

朝は柿の葉茶、昼と夜は反応の出ない葉物野菜をしぼった青汁におもゆをいただきます。

これで完全に下血は止まったようでした。

しかし、排便が1週間に1度ほどしかなく、多少のつらさはありました。

体温が低く冷え込みは激しいものでした。

回復食は慎重にとのコメントに従いながらも、回復食で下血が起き、もう一度1週間のソフト断食を行いました。

宿便はほとんど見られませんでしたが、体幹を中心にこれまでにない強い湿疹がかしばらく続きました。

体重はさらに落ち、ついに40キロを切り、筋力は落ちて体がふらつきました。

問題は回復食ですが、青汁から青泥(スムージー)への移行、おかゆからやわらかいご飯への移行はできたのですが、食材をどうしても増やすことができないのです。

どうしてもわずな下血症状があるのです。

進行の遅れた回復食 突破口となったのは塩分の再開

あるとき、思いついて、わずかな塩分の再開をしてみました。

最初、わずかな背中の痛みがありました。

しかし、それ以上のことはなく、下血は起きませんでした。

それを機に、醤油を一垂らし、味噌を小さじ1杯、などと食材を増やし、多少の腹痛やわずかな下血があることはあっても、大禍なく過ごしていくことができるようになり、加速度的に食材を増やしていくことができたのです。

甲田先生がご存命でいらしたら、飛んでいって診てもらっていたことでしょう。

現在甲田先生の療法を受け継いでいらっしゃるドクターもしくは頼れそうなドクターがいればと探してはみましたが、見当たりませんでした。

キーとなったのは船瀬俊介氏著作引用の阿保徹ドクターの見解

甲田光雄先生の著書のほかに、癌の知人のために情報を得ようとして、船瀬俊介氏のご著書も入手して何冊か読んでいました。

最初、「船瀬塾」の動画を拝見していたのですが、詳細を知るために、書籍を入手しました。

甲田先生でもしかりで、現在、書籍離れが進んでいて、私もほとんど本を買って読むことはなくなっていたのですが、動画の情報量と書籍とはまるで違います。

書籍の価値を見直しました。

このたび、潰瘍性大腸炎の克服に当たり、船瀬俊介氏の「買うな使うな2」の中に短く潰瘍性大腸炎についての阿保徹先生の見解が書かれているのを拝見していて、大きな力になりました。

下血はもしかしたら、自然治癒力による好転反応なのでは?と自らの症状で感じていたことはあったのですが、ネットで調べてもそうした情報はほぼ皆無で確証は得ていませんでした。

しかし、まさに思っていたことが、ずばり上記の書籍の中にあったので、どれほど大きな力になったことでしょう!

やはり、真実は必要な人に知らされることなく埋もれて、営利目的の産業が幅をきかせている実態があることを思い知らされました。

難病とされる症状が一気に消失

こうして、短いようでいて途方もなく長かった過程を経て、一気に潰瘍性大腸炎の下血症状は消えました。

食材を最初は1日1種類と増やしていったのですが、増やす数を増加させても平気になったので、来客があったときに、同じ食事を口にしてみました。

それまでだったら、ほんの一口でも腹痛や下血が起きたのに、まったく症状が現れないことから、さまざまなものを口にしました。

それまで動物タンパクも一切除去していたのですが、大丈夫でした。

2月下旬、5月下旬の発症以来、10ヶ月の過程でした。

甲田先生のようなドクターに診てもらえていたら、もう少し短期で同様なところにまで回復できていたことでしょう。

完治できたか?!

下痢気味ではありますが、ひとまず「治った!」っという強い実感が。

しかしその後、ストレスなどによって若干の腹痛なども発生しているので、油断はできませんが、食生活や日常生活に注意を払っていけば、治癒できた、完治したと断言できる日もほど近いことでしょう。

2月下旬――それは奇しくも最初の身内を亡くして一周忌を終えたタイミングでした。

天界の安らかな場に落ち着いて、ほほえんでいるような姿を想像することができました。

逆さ富士つらかったものの意味のある10ヶ月でした。

潰瘍性大腸炎を患い克服できた自分、それでも、そうした経験を必要としたのは、それまでの食生活や生活習慣に問題があったことも事実であったことでしょう。

痛みを伴うつらい経験を生かして、以前の食生活や生活習慣に戻ることはせず、甲田先生が推奨している朝食抜きの二食主義などを実践していこうと思っています。

私のつたない経験が、訪れてくれた方々のお役に立ち、貴重なご著書に触れる機会につながってくれたら幸いです。

 

 

Share