【今日の写真】タカサゴユリとサルスベリがお盆を演出してくれて

お盆を待っていたかのように花開いたタカサゴユリ

お盆を待っていたかのように花開いたタカサゴユリ

お盆を待っていたかのように開花したタカサゴユリ

盆の入りの13日、夏枯れしたような庭の植え込みの縁などに茎を高く伸ばしてツボミをつけていたタカサゴユリが7割り方開花しました。

タカサゴユリとは、台湾原産の帰化植物で、大正時代に観賞用として入ったものが、強い繁殖力により飛び散った種などで広がったもの。

花の外側が赤褐色を帯びているのが特徴ですが、テッポウユリとの自然交配により区別がつきにくいものもあるそう。

花の外側が赤褐色がっているのがタカサゴユリの特徴

花の外側が赤褐色がっているのがタカサゴユリの特徴

テッポウユリとの自然交配もあり区別がつきにくいものもある

テッポウユリとの自然交配もあり区別がつきにくいものもある

母にテッポウユリを植えたことがあるか聞いてみたところ、ないというので、テッポウユリに似たものもタカサゴユリなのでしょう。

夏の強い日差しに一部褐色になったような緑にテッポウユリさながらの清楚な姿は、お盆に似つかわしい景色。

送り盆には9割り方の開花になりそうです。

円光院には巨木のサルスベリが境内を彩って

盆の入りなので、父の眠る甲府市東北部に位置する円光院にお墓参りに。

円光院は武田信玄の正室・三条夫人の墓所も所在しています。

往路の武田通りは、お墓参りなのでしょう、下ってくる車を主とした交通渋滞となっていました。

円光院の参道で目に入ったのは、濃いピンクにおおわれたサルスベリの大きな木々。咲き終わりのアジサイの植え込みの先に、まず参拝者を出向かえるかのように、両脇に。

サルスベリに彩られた円光院

サルスベリに彩られた円光院

参道の両脇、参拝者を出迎えるかのように

参道の両脇、参拝者を出迎えるかのように

また境内にも何本も鮮やかなフリルのような紅色の花を全体をまとった木々が、静謐な空気の中で周囲に不思議な調和をしていました。

静謐な空気に調和したサルスベリ

静謐な空気に調和したサルスベリ

黄色の花も咲き、春のお彼岸とはまた違った美しさの円光院

黄色の花も咲き、春のお彼岸とはまた違った美しさの円光院

サルスベリの咲く境内から遠く甲府盆地を望む

サルスベリの咲く境内から遠く甲府盆地を望む

菜園では今夏初のミョウガがたくさん採れました。母が待っていたものです。

ミョウガの近くのイチジクは初の実が熟して収穫。葉には空蝉が。蝉時雨の晩夏の兆しが見えます。

菜園では今夏初のミョウガを収穫

菜園では今夏初のミョウガを収穫

イチジクの葉の空蝉

イチジクの葉の空蝉

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【今日の写真】レンズがとらえたクマバチの生態

メドーセージにやってきたハナバチらしいハチ。ハナバチにしては大きくて飛び方がパワフル

メドーセージにやってきたハナバチらしいハチ。ハナバチにしては大きくて飛び方がパワフル

メドーセージにハナバチが飛来

弱い雨が少し降って小雨になったときに菜園の様子を見にいくと、ハナバチのような形のハチがコーナーに植えたメドーセージにやってきました。

ハナバチにしては大きく、胸部が山吹色、腹部が黒とコントラストが強く、飛翔のスピードが早くパワフルな動きをしています。

体がずんぐりとしていて胸部が山吹色で腹部が黒、羽も黒い

体がずんぐりとしていて胸部が山吹色で腹部が黒、羽も黒い

EOS X7に望遠レンズを装着しスポーツモードで撮影を試みるのですが、なかなかとらえられません。

連写も生かしてたくさん撮り、パソコンに転送して見てみると、このハチの思いがけない生態が浮き彫りになってきました!

このハチの名前はキムネクマバチ。

予想した通り、ミツバチ科クマバチ属で、概して大型のハナバチがクマバチだとのこと。

ミツバチ科クマバチ属のキムネクマバチと判明

ミツバチ科クマバチ属のキムネクマバチと判明

クマバチはこれまで500種が記載されているというほど種類が多いそう。

ちなみに、ハナバチは、ハチ目ミツバチ上科の昆虫のうち、花粉や蜜を幼虫の餌として蓄えるものの総称のことです。

花の根元に太い口吻で穴を開けて蜜を取るのがクマバチのテクニック

さて、このキムネクマバチの画像をパソコンで拡大して見てみると、奇妙な仕草をしていることを発見。

花弁の中央にくちばしを差し入れているのではなく奇妙な仕草をしているキムネクマバチ

花弁の中央にくちばしを差し入れているのではなく奇妙な仕草をしているキムネクマバチ

メドーセージの細長い筒状の花弁の中にくちばしを差し入れているのではなく、花弁に抱きつき、鋭いくちばしを花弁の根元に差し入れようとしているように見えます。

調べてみると、気づいた通りで、頑丈な顎と太い口吻を生かして花の根元に穴を開けて蜜だけを取る盗蜜をよく行うとのこと!

細い筒状の花弁に抱きつき、根元に鋭いくちばしで穴を開けて蜜を取っている

細い筒状の花弁に抱きつき、根元に鋭いくちばしで穴を開けて蜜を取っている

細長い花弁のメドーセージ

細長い花弁のメドーセージ

メドーセージの花を開いてみると、花弁の上部にめしべ、下部におしべがあり、めしべは奥にまで伸びてつながっているようでした。

メドーセージの花を取ってみた

メドーセージの花を取ってみた

開くと花弁の上部にめしべ、下部におしべがついている

開くと花弁の上部にめしべ、下部におしべがついている

花が取れたガクとその内部

花が取れたガクとその内部

ここに狙いを定めてキムネクマバチは蜜を取っているのでしょうね。

クマバチはフジの仲間の花を特に好み、とても固い構造の花のフジとクマバチは花粉媒介のパートナーになっているそうなのです。

性質は温厚でめったに人を刺すことはなく、たとえ刺したとしても、アナフィラキシーショックは別として、毒性は少ないそうです。

固いフジの花が好みというクマバチ

固いフジの花が好みというクマバチ

後日もまたキムネクマバチがメドーセージにやってくるのを見ましたが、このメドーセージもクマバチの好みの花に見えました。

一眼レフレンズがまた小さな生物の不思議な営みをとらえて見せてくれました。

キムネムマバチが好むメドーセージの正式名称はサルビア・ガラニチカ。

南米原産シソ科アオギリ属の宿年多年草で、セージのような匂いがしますが、食用にはなりません。

流通業者が誤ってつけた名前が広まったといわれているそうです。

メドーセージの正式名称はサルビア・ガラニチカ。流通業者が誤ってつけた名前が広まったといわれている

メドーセージの正式名称はサルビア・ガラニチカ。流通業者が誤ってつけた名前が広まったといわれている

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【今日の写真】7月の庭の花ーー明るく際立ち、時に涼を誘って

アジサイに入れ替わるように咲くヤブカンゾウ

アジサイに入れ替わるように咲くヤブカンゾウ

アジサイに入れ替わるように咲くヤブカンゾウ

湿度が高いため、場合によって8月に増し体感温度が高く感じられる7月。

庭先には梅雨の名残のある中でアジサイと入れ替わるように色鮮やかなヤブカンゾウが開花。

山野で群生しているのがよく見かけられ、春先の若葉は山菜になり、湯がいて酢味噌などで食されます。

ワスレグサの一種のヤブカンゾウは食用にもなり漢方にも用いられる

ワスレグサの一種のヤブカンゾウは食用にもなり漢方にも用いられる

中国原産で、花のつぼみも食用になり、中華料理ではドライにして保存したものは戻してスープにも。

ススキノキ科キスゲ亜目のワスレグサ属ワスレグサの一種で、中国では「萱草」または「金針」「忘憂草」とも呼ばれ漢方の「甘草」とは異なります。

ワスレグサとは、花が一日で終わると考えられるためだそうで、英語ではDaylily。

実は付けず、ランナーで広がります。

とりどりの色の日本アサガオに西洋アサガオのヘブンリーブルーが開花

夏野菜の植え付けと同時期、5月初旬に種まきしたアサガオが開花。赤・白・紫・ピンクのミックスの種を一昨年まいて、花が終わってから種を取ってきたものに加え、ご近所からいただいた西洋アサガオのヘブンリーブルーと母のデイケアの友人と種の交換をした紫も。

とりどりの色の花の種を取り、今年も開花

とりどりの色の花の種を取り、今年も開花

一番開花が遅いがきれいに思えてたくさん植えたピンク

一番開花が遅いがきれいに思えてたくさん植えたピンク

ご近所からいただいた種から育てた西洋アサガオのヘブンリーブルー

ご近所からいただいた種から育てた西洋アサガオのヘブンリーブルー

花数は少ないですが、涼を誘ってくれ、朝の楽しみです。

ハゼランは線香花火に似て

何かの苗の土にでも混じっていたのでしょう、植えた覚えはないのですが、今年も開花したハゼラン。ハゼランは花の咲く様子が線香花火に似ていることからの命名だそう。ナデシコ目ハゼラン科。種が散ってよく増えます。

線香花火のようなハゼラン

線香花火のようなハゼラン

空を見上げれば、線香花火のような雲が。

見上げればちょうど線香花火のような雲が

見上げればちょうど線香花火のような雲が

昨秋植えて楽しんだチョコレートコスモスは寒さに弱いのですが、軒下で無事越冬して開花してくれました。メキシコ原産で日本には大正時代に渡来したそう。花はチョコレートのような匂いがして、ベルベットのような花もチョコレートを思わせます。

無事越冬して花を咲かせたチョコレートコスモスはチョコレートの香り

無事越冬して花を咲かせたチョコレートコスモスはチョコレートの香り

夏中楽しめるということで入手・植え付けした薄紫のミニサフィニアは期待通り、次々に開花し玄関先を飾ってくれています。

次々花を咲かせるミニサフィニア

次々花を咲かせるミニサフィニア

5月にハンギングタイプのプランターに植えたペチュニアは、切り戻し後、また元気に開花。

あちらこちらの庭先には真夏を彩るノウゼンカズラが目を楽しませてくれています。中国原産で平安時代には渡来していたと考えられるそう。漢方薬にも使われているようです。

切り戻し後また元気に咲くペチュニア

切り戻し後また元気に咲くペチュニア

夏の庭を彩るノウゼンカズラは漢方にも使われる

夏の庭を彩るノウゼンカズラは漢方にも使われる

黄花種もあるノウゼンカズラ

黄花種もあるノウゼンカズラ

いつの季節も庭先を彩る小さな花は目と心を楽しませてくれます。

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自宅で作るビワは食べておいしく、実も葉も無駄なく活用でき便利

5月下旬、色づき始めたビワの実

5月下旬、色づき始めたビワの実

種から植えたビワの実が初収穫

種から植えて育ててきたビワの木に、今年初めて実がなりました。種を植えてから数年でしょうか。

花が咲いたのは1月か2月の寒い時期。枝先にクリーム色の房状になって咲いていました。

4月、青い実がついたので、枝先の房状の実の中から小さいものを摘果。以前に外に畑を借りて菜園をやっていたとき、貸主だった友人が教えてくれたものです。

2月の摘花に続き、4月中旬には摘果を行う

2月の摘花に続き、4月中旬には摘果を行う

5月下旬、一部の実が熟してオレンジ色になってきたので味見を。見かけではあまりよくないのですが、味は甘さの中にさわやかな酸味があってとてもジューシー! お店のものより格段のおいしさです。

6月、待ちに待った収穫。

初収穫のビワ。2回収穫し、全体でこの倍量ほどが採れました

初収穫のビワ。2回収穫し、全体でこの倍量ほどが採れました

初めてにしてはよく採れました。

痛みやすいのかと思ったのですが、冷蔵庫で1ヶ月置いておいても鮮度がほとんど落ちません。これもビワの生命力のゆえんでしょうか。

お茶にお風呂に温灸にと卓越した健康促進作用も
お茶にお風呂に温灸にと重宝するビワの葉。温灸には古くてゴワゴワしたものがアミグダリンが豊富で良い

お茶にお風呂に温灸にと重宝するビワの葉。温灸には古くてゴワゴワしたものがアミグダリンが豊富で良い

ビワを植えたのは、実を食するほかに、葉の利用のためです。

ビワの生葉を用いたビワの葉温灸は古くから広く知られた民間療法で、医療と並行して、また体調管理に極めて有効です。

家族や自分自身の体調不良時、大いに役立ってくれてきています。友人・知人にも紹介して喜んでもらえた経験が何回もあります。

葉はドライにして保管し健康茶に、またお風呂に入れてという活用方法も。

生の葉を刻んでホワイトリカーに浸けておき、3ヶ月以上たったビワの葉エキスはかゆみを始めとしたさまざまな対処に有効で、ビワの葉温灸で生の葉が手元にないときの代用にもなり、こちらも欠かせません。

アトピー性皮膚炎にも極めて有効です。

ビワの実を食した後の実もホワイトリカーに入れて保存します。

ビワの葉温灸などに用いられるビワの葉の有効成分であるアミグダリンは、実にさらに多く含まれているそう。何かの場合にと取ってあります。

ビワの葉をホワイトリカーに浸けたエキスはかゆみや胃もたれほかさまざまな用途に使える

ビワの葉をホワイトリカーに浸けたエキスはかゆみや胃もたれほかさまざまな用途に使える

多量のアミグダリンを含んだビワの種もホワイトリカーに浸けて保存

多量のアミグダリンを含んだビワの種もホワイトリカーに浸けて保存

剪定には注意が必要

ビワの木は生命力の旺盛さからでしょう、成長が早く大きくなるので、剪定が欠かせません。剪定時期は9月だそう。

上に伸びていく頭を止めてやるのがいいそうですが、切り口に病原菌が入らないよう、樹木保護剤の使用も有効だとのこと。剪定を誤ると実の付き具合が悪くなります。

ビワの木は大きくなるので剪定が必要だが注意も要る

ビワの木は大きくなるので剪定が必要だが注意も要る

今年も上手に剪定をしたいと思います。

以下、ご参考にどうぞ。

ビワ Wikipedia

 

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【今日の写真】待ちわびた雨に濡れた庭を単焦点レンズでとらえて

ホッとした表情の植物たちがレンズの向こうに
待ちわびた雨に濡れる終わりかけのアジサイ

待ちわびた雨に濡れる終わりかけのアジサイ

春から降水量が少ない山梨。

5月の降水量は16mmと過去最低だったそうで、収穫時期を迎えたモモが小ぶりとなったり出荷時期が遅れたりと影響が出ているそうです。

庭も菜園も毎日カラカラ状態の日が多く、水まきが欠かせません。が、水まきによる給水量は雨には遠く及びません。

今日は、少し雨が降ってくれました。期待したほどの量ではなかったのですが、庭の植物たちはホッとしたように雨に濡れていました。

そんな一コマをEOS X7で切り取ってみました。

乾いた地面を濡らす雨。コンクリートにはアジサイが薄く写り込んでいる

乾いた地面を濡らす雨。コンクリートにはアジサイが薄く写り込んでいる

しっとりと濡れた庭。飛び石には水紋が

しっとりと濡れた庭。飛び石には水紋が

昨年はたくさんきれいな花を咲かせたピンクのアジサイだったのだけれど、今年はかわいそうなくらいでし

昨年はたくさんきれいな花を咲かせたピンクのアジサイだったのだけれど、今年はかわいそうなくらいでした

梅雨入りしてからもまとまった雨の降った日はたった一日。梅雨明けまでにはなんとか雨不足にならないだけの降水量がありますように!

 

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【今日の写真】旺盛な繁殖力のチコリ 梅雨空に映えるブルーの花がさわやか

サラダミックスの種の中で生き残り増えたチコリが今年も花を咲かせて

サラダミックスの種の中で生き残り増えたチコリが今年も花を咲かせて

キク科の多年草で種でも増え、さまざまな薬理作用も

今年もチコリの青い花が咲きました。

梅雨のどんよりとした曇り空にすっきりとしたブルーはよく映え、さわやかな気持ちにさせてくれます。

このチコリは、一昨年、「野菜の種 リーフレタスほか何種類かミックス」といった名前の種をまいたところ、サバイバルレースに勝ったかのように残り、放っておいたのにもかかわらず広範に広がっているもの。

無理もありません。他の野菜は一年草だったのに、チコリは宿根なおかつ種でも増えるのです。

原産はヨーロッパから中央アジアで、持ち込まれたアメリカでは雑草の中に生えているのが見られるそうです。

春先に発芽して5月にはとう立ちしてぐんぐん背を伸ばし、背丈を超えるほどの高さになり、分岐した茎の葉腋(ようえき)に次々と頭状花をつけます。

キク科の多年草で登頂花序。ブルーの花色は梅雨空に映える

キク科の多年草で登頂花序。ブルーの花色は梅雨空に映える

頭状花序とは、主としてキク科の花に見られるもので、多数の花が集まって一つの花を形作るもの。進化の過程で複数の花がまとまってこうした形になったと考えられるそうです。

チコリもキク科で一つの花と見られるものは、実は花びらの数だけの花が集合したものということになります。

時間とともにめしべの先端が8の字にカール

梅雨の晴れ間に似つかわしく、チコリは一日花で、朝開いた花は昼間には閉じてしまいます。

そんなチコリの花をEOS X7に単焦点広角レンズ EF-S24mmを装着して撮って見たところ、2つに割れためしべの先がくるりとカールしています。

早朝にはまっすぐ1本の棒状だっためしべは、太陽の光か気温の影響を受けて、8時頃にはすっかり8の字型に巻いているのです!

早朝、めしべは1本の棒状

早朝、めしべは1本の棒状

一部めしべの先が割れているのが見える

一部めしべの先が割れているのが見える

8時にはめしべが8の時にカールしている

8時にはめしべが8の時にカールしている

花々をハナアブが訪問してくるのはちょうどそんなころ。

チコリの花にやってきた花アブは花粉にまみれながら夢中で蜜を食べている様子

チコリの花にやってきた花アブは花粉にまみれながら夢中で蜜を食べている様子

蜜や花粉を食べにやってきたハナアブが去ったときには、カールした柱頭はハナアブが持ってきた別の花の花粉にまみれています。

ハナアブの訪問でチコリの柱頭は花粉がたっぷり付着

ハナアブの訪問でチコリの柱頭は花粉がたっぷり付着

チコリもまた種を繁栄させるための自家不和合性を備えていそうです。

独特な苦味のあるチコリですが、主として軟化栽培の葉はサラダなどに、根はコーヒーなどの飲料に用いられています。根はイヌリンを含み、食欲増進・利尿・消炎・肝臓強壮などの薬理作用を持っているようです。

エディブルフラワーであるチコリの花はサラダなどで利用できそうです。

まだ馴染みが薄いハーブですが、工夫をすることでさまざまに役立てられそうです。

参考

自家不和合性

頭状花序

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【今日の写真】単焦点レンズでとらえたホタルブクロ

根付いて開花したホタルブクロを単焦点レンズの絞り優先モードで撮影。開花後しばらくたっていて、筒状の花弁の中に見えるめしべの先端が割れているのがわかる

根付いて開花したホタルブクロを単焦点レンズの絞り優先モードで撮影。開花後しばらくたっていて、筒状の花弁の中に見えるめしべの先端が割れているのがわかる

独特な愛らしい花に力強い繁殖の仕組みが

昨年、通りすがりの道の脇にある低木の植え込みの際にホタルブクロが数本、可憐な花を咲かせているのを見つけました。

匍匐茎(ほふくけい)を伸ばして四方に広がっています。

端っこの小さな株を持ち帰り、庭の植え込みの際に植えたのですが、時期がよくなかったのでしょうか、うまく根付きませんでした。そこで、再度もう一株を移植し、水やりを欠かさないようにしてようやく根付いたのを確認していました。

春になって発芽しているのを見つけ、花が咲いてくれるかと楽しみにしていると、期待に答えてくれました。

EOS X7に単焦点広角レンズ EF-S24mmを装着し、絞り優先で撮ってみたところ、背景が暗い中に白いホタルブクロの花が浮き上がった幻想的な写真が撮れました。

後日、同じ株に咲いたばかりの花を撮ることができました。

後日、同じ株に咲いたばかりの花。めしべの先端はまだ閉じている。背後に咲き終えた花の先が丸まっためしべが見える

後日、同じ株に咲いたばかりの花。めしべの先端はまだ閉じている。背後に咲き終えた花の先が丸まっためしべが見える

開花から2日後、めしべの先が3つに割れている

開花から2日後、めしべの先が3つに割れている

ホタルブクロは東北アジアと北朝鮮、日本に分布するキキョウ科の多年草で、花は白のほかに紫・ピンクがあり、栽培はしやすいそうですが、植え付け時期は2月〜3月だそうです。種でも増えるようです。

関東に多いという赤系のホタルブクロ

関東に多いという赤系のホタルブクロ

なるほどな名前の由来

ホタルブクロの名前の由来には2つの説があり、一つはホタルをとらえて花の中に入れて口を閉じて遊んだことから、もう一つは提灯のことを「火垂る袋」と呼ぶ地方があり、それに似ているという説だそうです。

最初の説は子供のころ聞いた覚えがあります。

花は関西に白、関東に紫が多いそうですが、白を見ることが多い気がします。

葉はハート形をしていて、愛らしい感じ。郷愁を誘い心をな和ませてくれる優しい花です。

匍匐茎で発芽した葉はかわいいハート形

匍匐茎で発芽した葉はかわいいハート形

茎に付いた葉の付け根は広がっている

茎に付いた葉の付け根は広がっている

ホタルブクロのように釣鐘状の花の場合、花びらではなく名称は何というのか、調べてみたら、花弁でした。

雄しべは5本あり、1本の雌しべは受粉の時期が来ると、柱頭が3烈するようです。

自家受粉を避ける仕組みを小さな植物の中に組み込んでいるそうです。

以下、参考にさせていただきました。ご紹介させていただきます。⬇️

はるなつあきふゆ夕菅の庭

白岩先生の植物教室

 

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甘く濃厚な香りのクチナシは子規の俳句にも

甘く濃厚な香りを放つクチナシの花

甘く濃厚な香りを放つクチナシの花

果実は天然色素や漢方に用いられて

6月に入り、クチナシの花が次々に開花しました。

裏に植えられているのは一重のもので、しっとりとした少し厚みを帯び純白のビロードのような舌の形の花びらを6方向に水平に広げ、花びらのちょうど境には6本の雄しべが花びらの向きと平行に伸びています。中央に存在感のあるスプーンの先のような雌しべが3つ垂直に立ち上がっています。

たった一輪開いただけで、甘くて濃厚な芳香を辺りに放ち、季節感を醸し出すとともに特別な場にいるような何とも言えない気持ちにさせてくれるクチナシの花。

強い芳香の木としては、ほかに春のチンチョウゲ、秋のキンモクセイがあり、クチナシと合わせて「三大香木」と言うのだそうですが、私にとってクチナシは思い出と結びついた特別の香りの木です。

クチナシの花の季節になり、その香りがするたびに思い出すのは学生時代のこと。

毎週の講義に向けて毎回膨大な課題を与えて鍛えてくださる先生がいました。その課題をこなすためには大学に2箇所、図書館と教室の事務室にしかない資料を調べてノートに書き写していかなければなりません。

図書館の資料の方が先に押さえられてしまうので、行きつけない教室の事務室に行かなければならなくなることもありました。

6月だったのでしょう、教室の事務室で資料に向き合っていたとき、強い芳香が部屋を包んでいました。一輪のクチナシが机上に挿してあったのです。

事務室にいた事務員の方の顔もおぼろになってしまいましたが、学生時代の恩師とクチナシの花と香りが結びついて、以来一つの思い出がよみがえらせる条件付けになっているのです。

毎年、クチナシの花が咲きその香りがするたびに思い出すのは、卒業後の進路にもつながった格別の存在の恩師のことです。

「薄月夜 花くちなしの 匂いけり」正岡子規

子規も香りを読んでいるのですね。

クチナシの花は何日も咲かず、純白の花びらはすぐに黄色に変色してしまいますが、その強い芳香は残っています。

花が終わると、花の基部が次第にふくらみ、実を付けます。萼片の名残が6本突き出して実の周りにも稜線が6本あるのが特徴。

花が咲き終わると特徴ある果実になる準備に

花が咲き終わると特徴ある果実になる準備に

さらに1ヶ月後にはしっかりとした形に

さらに1ヶ月後にはしっかりとした形に

赤く色づいたクチナシの実。料理や漢方に使われる

赤く色づいたクチナシの実。料理や漢方に使われる

きんとんなどの天然の着色に古くから用いられている果実は、漢方では山梔子(さんしし)と言い黄だんなどに用いられているそうです。

クチナシの名前の由来の一つは、果実が熟しても開かないことから「口無し」と当てたもの。ほかには、果実の天辺に残る萼を鳥のくちばし、果実を梨と見立てて「口梨」としたというものもあるようです。

八重のクチナシもよく見られますが、実は付かず香りも一重のものほどは強くないようです。

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【今日の写真】ねじれて咲く姿が可憐で愛されて

ねじれて咲く姿が何とも可憐なネジバナ

ねじれて咲く姿が何とも可憐なネジバナ

小さいながらラン科の特徴

6月を待っていたかのように芝生の中に小さく可憐な花を咲かせるネジバナ。

ラン科らしい平行脈の葉があるのを確認し、いつ咲いてくれるのだろうと楽しみに、芝生の中に生えてきた周りのほかの雑草を抜き、ネジバナの葉だけは残して開花を心待ちしていた5月。

次から次へと生えてくる芝生や庭、菜園の中の草取りや手入れなどに追われ、鮮やかな花に気を取られていると、やがて5月を彩った花々も終わりとなり、梅雨の6月を迎えています。

気がつくと、芝生の中にいつの間にかすっくりとしなやかで細い茎を立ち上げ、ピンクの小さな花をラセン状に下から上に向かって咲かせたネジバナが現れて、梅雨の季節の足元を光がさしたように明るくしてくれているのです。

6月を待っていたかのように芝生の中に咲くネジバナ

6月を待っていたかのように芝生の中に咲くネジバナ

小さいながら芝生の緑の中に最も美しく映るピンク。

また、ほんの何ミリかの花を拡大して見ると、小さいながらにして立派にランだと、独特の形でわかります。6枚の花びらの形が同じではなく、下の1枚は唇弁(リップ)と呼ばれる変わった形をしています。

拡大するとラン科の花の特徴がはっきり

拡大するとラン科の花の特徴がはっきり

湿り気があって明るいところを好むというので、6月の芝生というのは生育に適した場所なのでしょうね。

日本全土、ヨーロッパ東部からシベリア、温帯・熱帯アジア、オセアニアなどに広く分布しているというネジバナ。

別名のモジズリの由来は、小倉百人一首の「みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに」ではないとのこと。

この歌の「しのぶもぢずり」とは、絹布にねじれるように染色を施していた、陸奥国信夫(しのぶ)群(現在の福島県)の織物のことである、とする説が有力とのことです。

時代が下ってからラセン形の花の咲き方を織物の「しのぶもぢずり」に重ね合わせて、モジズリと呼ぶようになったのではないかということで、江戸時代にはモジズリと呼ばれていたそうです。

栽培もされて愛されているようです。

参考 

多摩の緑爺の植物文化誌 http://www.geocities.jp/tama9midorijii/ptop/shi62.html

 

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コモンマロウは多用途でおしゃれなハーブ

あちらこちらの庭先にみられるコモンマロウ

あちらこちらの庭先にみられるコモンマロウ

花も葉も根も生かせるハーブの優等生、コモンマロウ

菜園の片隅のコモンマロウが今年も元気に育ち花を咲かせました。

とても丈夫で、特別な世話をしなくても、地下茎と種でどんどん増えていきます。

あちらこちらの庭先に咲いているのが見かけられますが、季節の花として楽しむほかにハーブとして生かしている方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?

実は私もエディブルフラワーだと知っていたくらいなのですが、調べて見ると若い葉も根も食用として非常に有用だとのこと。また花は色が変わるティーとしてとても人気だというので試してみることにしました。

色が変わるおしゃれなティーで人気
カップにお湯を入れてコモンマロウの花浮かべて

カップにお湯を入れてコモンマロウの花浮かべて

まずは、フレッシュのコモンマロウの花のティー。お湯に花が沈んでいくと、次第に薄いブルーの色のティーに。お味は癖がまったくなくまろやかな感じ。

薄いブルーのティーに

薄いブルーのティーに

次に作ってあったレモン酢を少し入れてみます。すると、ティーはほんのり薄紅色に! コモンマロウの花びらは透き通った桜の花びらを浮かべたようになります。

レモンで薄紅色に変化したティー

レモンで薄紅色に変化したティー

味も癖もほとんどないので、他のハーブとミックスして味わうのが良さそう。ペパーミントをほんの少し足してみたところ、フレッシュでさわやか、そしておしゃれなティーに。

ペパーミントを加えるとさわやかでおしゃれなティーに

ペパーミントを加えるとさわやかでおしゃれなティーに

コモンマロウは一日花で、咲き始めると毎日次々と節の部分に新しい花を咲かせます。

一日花のコモンマロウは節に次々と新しい花を咲かせる

一日花のコモンマロウは節に次々と新しい花を咲かせる

 

その花を毎朝せっせと取って陰干しにし、ドライのコモンマロウティーを手作りしました。

コモンマロウの花を陰干しに

コモンマロウの花を陰干しに

経験上、長期保存はジッパー袋に入れて冷凍保存がベストではないかと思います。

ドライのコモンマロウティーを作りました!

ドライのコモンマロウティーを作りました!

ドライのお花をたっぷり目に入れて作ったティーは夕暮れの深いブルーに。

たっぷり目なドライマロウで夕暮れのブルーティーに

たっぷり目なドライマロウで夕暮れのブルーティーに

レモン酢を加えるとまた夕焼け色に変化。

レモン酢で夕焼け色に変化

レモン酢で夕焼け色に変化

サラダやソテーでも

花と葉を使ってサラダも作ってみました。新しい葉は癖もなくて柔らかく、ほんの少し粘りがありますが、おもてなしに良さそうな一品に。

サラダはおしゃれでおもてなしにも良さそう。花びらは外すとハートの形! 外すときには外側に反るとたやすいです

サラダはおしゃれでおもてなしにも良さそう。花びらは外すとハートの形! 外すときには外側に反るとたやすいです

ハーブ研究家の広田せい子さんはコモンマロウの葉のソテーを紹介していました。根もまた試してみたいと思います。

コモンマロウはヨーローッパ・北アフリカ・西アジア原産。炎症保護・去痰作用・肌の柔軟作用・アレルギー症状の緩和などの効能もあるそうです。

 

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